串揚げ 鷹羽 | 日記 | 妄想小説シリーズ 第2話

こだわりの一口 さっくり旬の味 東区和白東の串揚げ屋さん 鷹羽です^^

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串揚げ 鷹羽 の日記

妄想小説シリーズ 第2話

2012.01.22

バランタインのロックをください。

待ち合わせまでに少し時間があったので、前から気になってたbarで時間潰し・・・
さすが人気店の週末。空いていたのはカウンターのひと席のみ。

でてきたウイスキーの氷がテニスボール位の大きさに綺麗に削られているのに驚き。
この感動を誰かに伝えたくてマスターの許可をもらいtwitterに写真をUP。

隣の席にはコロナビールを飲んでいる白いワンピースでショートカットの女性。
携帯片手になにやら微笑んでる。
珍しいな・・・カニのストラップ??

独り カウンター お酒 女性で脳内検索かけてみる。


・・・答えは口説きたい。


・・・最低だ。  

あれ??知ってる顔だぞ。誰だっけ??

・・・思い出した。

毎朝通勤の時に寄ってるコンビニの娘だ。
私服だと随分と雰囲気変わるもんだな。
ガン見しすぎたかな??
気付かれた。


「あっ ケントのメンソール2個のお兄さんじゃない」

彼女はマイちゃん。
名札で見た米田の苗字から勝手にうちがそう呼んでる。
ってか彼女自身を直接そう呼んだことはない・・・
いわゆる顔見知りってゆう程度。 

「ねーねー独りなの??寂しいねー。せっかくおしゃれなbarなのに」

余計なお世話だよ。
ってか自分も独りじゃん。
うちは時間潰しなんですーー

「まぁ、あたしも今は独りだから淋しい若者を少し相手してあげるか」

殴るぞ・・・

「ウイスキーのロックとかカッコつけちゃってーー
本当はファンタとかカルピスの方が好きなんじゃないの??」

グーで殴るぞ・・・

「あたしお酒飲むとついつい余計なこと言っちゃうんだよねー
気ぃ悪くした??ごめんごめんーー」

知らんし・・・
ってかこんな娘だったのか??
うちのイメージのマイちゃんとは全然違うぞ??
もっとおしとやかで、休日はピアノとか弾いてて
好きな食べ物はショートケーキみたいな・・・

ああぁーーーーーーーーー

いつかゆっくり話してみたいなーなんて思ってたのに全てがガラガラと音を立てて崩れてゆく。
うちは彼女が好きだったのか??
多分そうだろう。
好きだったのだろう。

・・・終わった。

・・・ってか何も始まらずに終わった。

そうだ それどころじゃない。
そろそろ待ち合わせ場所に行かなきゃ
我に返ったその時

「これからツイッターで知り合った人と逢うんでしょ??」

は??なんで??Σ(゚д゚;)

「初めて逢うからドキドキしてお酒の力借りてるんでしょ??」

なんで知ってんだ??

「あたしも一緒かな。なんか落ち着かなくて」

??

「さっき写真UPしたでしょ。すぐ解っちゃった」

状況を整理できなくてウイスキーを一気に飲み干した自分を見て彼女は爆笑している。

「行こっ ケント君」

立ち上がる彼女から伸ばされた右手呼応したのは
僕の左手だった  

 そんな彼女に食べさせたいのが串揚げ専門店 鷹羽
今月のオススメ「カニクリームコロッケ」
ズワイ蟹肉を贅沢に使った逸品です。
ソースかマヨネーズでどうぞ^^

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