串揚げ 鷹羽 | 日記 | 妄想小説シリーズ 第3話

こだわりの一口 さっくり旬の味 東区和白東の串揚げ屋さん 鷹羽です^^

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串揚げ 鷹羽 の日記

妄想小説シリーズ 第3話

2012.01.22

「班長!!お願いしてた書類の提出期限今日までですよ。
それから今もってこられた領収書は会社名が明記されてないから通りません!!
お店でもう一度書き直してもらってくださいね!!」

・・・いちいちうるさい。

これだから総務課に来るのは嫌なんだ。
なんでここの事務員さんはこうも毎日イライラしてるんだろう。
これじゃぁ仕事楽しくないだろうに・・・

「必ず今日中にお願いしますよ!!」

はいはいわかりましたよ。
やればいいんでしょ・・・やれば

今年から会社が打ち出したNO残業の水曜日ゆえに逆に仕事が詰まってしまった。

今日は厄日だ・・・

さっさと仕事を終わらせて楽しい楽しいパソコン教室に急ごう。

そうそう。僕はNO残業の水曜日にいい機会だと今年からパソコン教室に通いだした。
目的はいたってシンプル。

担当の先生がメッチャ好み^^

1つ年上で栗毛のポニーテールに赤い眼鏡の若菜先生。
彼女に逢えるから水曜日は特に頑張れるんです。\(*⌒0⌒)♪
仕事がとても速いんです。!(^^)!

あっという間に時計は5時。
いつものようにタイムカードを叩いて足早に教室へ


「こんにちは(^。^)/早速はじめましょうね」

パソコンに向かう僕と右斜め上から覗き込むように指導してくれる若菜先生。


「ダメよ 慌てないで」

・・・おお

「そうそう上手じゃない」

・・・おおお

「やりなおし!!もっとやさしくおさなきゃ」

・・・おおおお

「それじゃぁ早すぎるの もっとゆっくり」

・・・おおおおお

「よかったわよ 今の感じを忘れないで」

・・・ぬおぉぉぉぉーーーー

言葉だけ並べると興奮が収まらぬ。
ミスして喜んでる僕が上達するはずもないわな。
 

「ちょっと休憩しましょ」

コーヒーを片手に一緒に喫煙所へ

「猫好きなのね。待受は飼ってる猫なの??」

待受の猫は正確には飼っていた猫。
胸にカリフラワーみたいな白い模様があったので、
名前はそのまんまカリフラワー。
公園のダンボールに捨てられてたカリフラワーを拾って来たのだが、
2年ほどして大屋さんに見つかり、やむなく田舎のおばあちゃんの家へ。
田舎では放し飼い状態だったため程なくして帰ってこなくなったらしい。
ひと月程前におばあちゃんからの電話で一度カリフラワーが帰って来たそうだ。

子供を5匹も連れて・・・

おばあちゃんがご飯をあげようと準備をしていたらカリフラワーはもうそこには居くなっていた。
成長して親になった自分の姿をワザワザ見せに来てくれたのかな??
カリフラワーはもうお父さんなんだね。

何か湿っぽい話になってしまった。

・・・あれっ

・・・若菜先生泣いてるの??

・・・なんか申し訳ないな

手渡したハンカチで眼鏡を外し涙を拭う先生。

っておい!!

「あっ いやっ ごめんなさい ちょっとこっち見ないで」

見ないでも何も自分今朝の総務課の娘じゃん。
なんで??Σ(゚д゚;)

「副業してるの会社にバレたらヤバイから絶対言わないで。お願い。
なんでも言うこと聞くから」

なんでも言うこと聞く??
マジで??
んじゃぁ 今朝の領収書を書き直してもらうだけじゃお店に申し訳ないから
ついでに食事でもつき合ってもらいましょうかね。



そんな彼女に食べさせたいのが串揚げ専門店 鷹羽
今月のオススメ「カリフラワーとソーセージ」
冬野菜の王様カリフラワーと粗挽きウインナーが見事にマッチング
お塩でどうぞ^^

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